【更新情報】

お久しぶりでした!
今回の更新は、前回の姉妹論(そんな言葉あるかな?)とも言うべき一本、

雄大にうねる釧路川に沿って
  ─中戸川吉二「兄弟とピストル泥棒」の旅─
 です! 

森の小枝

〈白樺〉研究がメインのはずなのに、どうしてまた中戸川吉二……?とお考えの向きもあろうかと思いますが、そこはどうかご容赦ください。だって、作品世界がとてもユニークなんですから。
一歩中戸川ワールドに踏み込めば、見えてくるのは明治大正の道東ばかりではありません。大正時代の小説について改めて知るきっかけになる。雑誌と文壇の関わり方がわかる。視野が広がる……etc。もちろん、その扉を開けるには、難しい理屈など不要。どうかお気軽に覗いてみてご覧下さい。
(※7月、仕事関係で講演させていただいた際の草稿に、加筆訂正を加えたものです。)

この感じに一番近いものはなんだろう……と考えたのですが、いわば、ひと昔ふた昔前の、あまり知られていないけれど読みごたえのあるコミックスの佳作をみつけたような、そんな感覚でしょうか。あぁ、こんな漫画家さんがいたっけ、よく読み切り短篇なんか描いていたけれど、今こうやって読み直して見てもとても面白いな、かえって新鮮だな──と、そういう感じ。

本当は、皆さんにも中戸川作品をいろいろ読んでいただきたいけれど、普通の図書館にはなかなか無いし、古書はすごく高いし。(小説家としての期間が短かかっただけに、その書は今やすっかりレアものです。)ただ、代表的な短篇「イボタの虫」が青空文庫で公開されていることと、それからくもん出版〈脳を鍛える大人の名作読本〉第14巻(2005年11月刊)にも収録されていますので、関心がおありの方は、ぜひご一読をおすすめします。

有島生馬と竹久夢二の関係について書いた【風のたより】第28回(2005/12/20)の内容は、【緑の木もれ陽】の〈有島生馬 ─Episode 1─〉のページに収録いたしました。中身はほぼ同じですが、雑誌『白樺』の最初の出版社だった〈洛陽堂〉の、社名の由来についてはっきりした事がわかりましたので、注釈に加えておきました。

【風のたより】は、今回の更新はお休みします。また、何かトピックスがあり次第Upします。

連載も、忘れてはいませんよ〜〜…。(^ ^;)

(2006/08/03)


☆〈白樺の小径〉(しらかばのこみち)って、どんなページ…?☆
〈白樺の小径〉は、明治・大正時代の文芸雑誌『白樺』の同人たちの精神の軌跡をたどる、研究覚え書きページです。

☆雑誌『白樺』をご存じですか?☆
20世紀初頭の明治43年(1910年)に、学習院出身の青年たち10数名によって創刊された、文芸・芸術雑誌です。 以来13年間にわたって、近代の文学・思想・美術界に、広く影響を及ぼしました。

とはいえ、最初のうちは、若者はやっぱり若者。
真実一路、脇目もふらず…とはゆかず、道草したり、あちこち踏み迷ったり…

けれど、何気ない小道で、思いがけず素敵な景色に出会えたりするのは、 人生でも散歩道でも同じこと。
わたしも、そんな彼らの足跡を、ゆっくりとたどってゆきたいと思っています。
どうか、皆さまも、時代の脇道をお散歩するおつもりで、当ページをお楽しみ下さい。
written & illustrated by 銀の星

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【風のたより】

・今回(2006/08/03)はお休みです。

(by 銀の星)

前回までのたよりへ


白樺の林 ─論考集─

☆あの日、君が、そこにいた意味を探したい.....。

〈もうめんたリズム〉関西道中
─志賀・木下・里見 『旅中日記 寺の瓦』の旅─(その4)

高浜虚子大好きの3人が、虚子の作品世界をたどる、比叡・京都・斑鳩の旅。
“斑鳩の宿のファンレター”のくだりはオススメ。どうぞご一読を!
(2005/09/13)

(目次ページへ→)


木精
(こだま)の歌 ─木下利玄の世界─ 
〔連載中〕

草花への愛と、ユーモアと…。胸にしみじみとしみ入る、利玄の作品世界。
その1 ・その2 ・その3-1 ・その3-2 ・その4


【これまでの掲載】

第1回
〈白樺派〉オン・ザ・ストリート、around 1910's 
明治の末 & 二十世紀初頭の変わりゆく〈東京〉の街と、白樺派との関わりを描きました。
※本文中から、〈緑の木もれ陽〉所収のエピソードもご覧いただけます。文中に マークが出て来たら、どうぞクリックしてみて下さい。

第2回
先祖は御所のウォーリアーズ(闘士たち 
一見、ほんの偶然で集まったかに見える白樺メンバー。でも、たとえば、公卿華族子弟のルーツをたどって、幕末の京都をのぞいてみると…? 意外な公家の実像、御所の大騒乱。そして明らかになる、武者小路・正親町らを結ぶ不思議な縁(えにし)!

第3回
〈親子〉の距離 ─〈父〉と〈息子〉と有島武郎─

〈父〉〈我〉〈息子〉という関係の合わせ鏡の中であらたに浮かび上がる〈有島武郎〉の像とは…。

第4回
白樺派の休日〈演劇編〉
大劇場から芝居小屋まで、白樺同人の好奇心はボーダレス。横浜ゲーテ座・自由劇場・帝国劇場の誕生等、白樺派との関わりの面から描いた近代演劇黎明史です。
志賀直哉が同級生とワイワイガヤガヤ、学習院で大芝居をうっちゃった…というインサイド・ストーリーも必見!


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緑の木もれ陽 ─エピソード集─

☆意外な背景から、こぼれ話まで!

・有島 生馬 (1) 榛名のふもとに眠る夢 ─生馬と夢二のフレンドシップ─ 
・里見 ク (1) (2) 里見の弟子は困りもの?─芥川龍之介に抱きついた男・中戸川吉二─
・小泉 鉄 (1)
・日下 言念 (1)
・武者小路 実篤 (1) (2)
・こぼれ話 (1) 児島喜久雄は小泉鉄の叔父さん?



森の小枝 ─その他の論考─

第4回

雄大にうねる釧路川に沿って
  ─中戸川吉二「兄弟とピストル泥棒」の旅─
 

前回「共鳴する空間」の姉妹編。今度は、中戸川吉二の処女作「兄弟とピストル泥棒」に焦点を合わせてみました。明治42年の道東へタイムスリップして、読んでいるあなたも旅気分?どうか、ハートウォーミングな大正文学の世界をお楽しみ下さい。
(一寸おまけ的ですが)中戸川と芥川の友情エピソードも、一読の価値ありかも。


第3回

共鳴する空間 ─中戸川吉二と里見クの北海道/東京─ 

北海道・釧路で生まれ、少年期には海岸を馬に乗って駆けめぐっていた中戸川吉二。東京の赤坂・麹町辺りで育ち、『白樺』の仲間と都会の夜を彷徨していた里見ク。彼らを小説家師弟として結びつけたものは、いったい何だったのか──?
東京&北海道、新しい〈空間〉の発見です。

第1回
賢治と夜空 ─西洋星座図と曼陀羅とのあいだ─
第2回
心のスナップショット ─石川啄木と同世代の青年たち─
 
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※本文中から、〈緑の木もれ陽〉所収のエピソードもご覧いただけます。文中に マークが出て来たら、どうかクリックしてみて下さい。



☆銀の星のプロフィールです。


こちらのページにも、ぜひどうぞ。

調布市武者小路実篤記念館 “トトロの森”のような實篤公園の側にある、素敵な記念館。
神奈川近代文学館 ミナト横浜が見晴らせる文学館。橋がかりのエントランスが印象的。
白樺文学館 我孫子に白樺派が集った往時を記念した文学館。二階からは志賀邸跡、柳邸跡などが一望できます。
北海道立文学館 常設展では、北海道文学の歴史を通覧することができます。有島武郎・来道した白樺派の紹介あり。
浅草十二階計画 昔日の浅草周辺の様子が明らかに……。細馬宏道氏の研究サイト。
小樽啄木会 北海道で最も歴史ある啄木研究会のHP。
おたるの図書館 〈小樽啄木会〉とは姉妹ページです。
武者組(MUSHA-GUMI)  武者小路実篤ファン&研究者なら決して見逃せない、こにしさとし氏のサイトです。
淀屋人 陛青山氏の研究&情報サイト。閑院宮家・公卿の中山家についての言及があります。


☆これまでの更新状況


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